翻刻
右朱漆乃御基盤ニ脚は常に御内陣御帳台の
前にある大八脚一脚は常には東南の角御切戸の下 ̄ニ
なかみを南北にしてあり神事の時神主祝内陣に
入平伏の後そのまゝ立て神主祝手□にして御
基盤の上に居其後ハ社の祠官両人つゝ次第に
土居にて拝あり氏神両官 或 社勢代等まて拝し
終るをまちて後御簾ハ祝一人して巻や此時
神供運送了て下す時に下臈より次第に拝
して其の本座にかへりつく五反は祝詞座に
着内陣を出る時は先祝次第 神主や下臈より
退故なり終りには祝内陣に残る也御□の役ある
故なり祝詞申おハりて先祝起座して覧間戸
よりまはりて透廊にうつるにほひに神主起座
して祝さきたちて神前階下に至神主祝一拝
して御内陣に入《割書:六月廿九日御神事 ̄ニ如此故 ̄ニ七日前 ̄ニ保堅神主重銃 ̄ヘ|存候処 ̄ニ毎度如此なりと被申しかれとも七日には神主》
《割書:さきたちて祝のあとゟすゝむ也正権祢宜すゝむ時も正先 ̄ニ権後にすゝむ也|かくあるへき事也かかる時には階下にて神主さけて祝を先へすゝむる也》
《割書:以下社司皆同|》祝御簾を巻如初神供悉撒しおは
りてそのまゝ神主祝手□にして大八脚を御
基盤の前に下し居時に御のこひの料紙二重
《割書:祢宜方祝方|に扱 ̄つく》を奉る神主祝各これをとりて御八脚の
下の棚に置次に祝御簾を下し時に神主祝各
御八脚幷御基盤をのこふ御のこひの紙は外陣に
投出す也御八脚は本所に安するなり《割書:明暦度神主|勤役記 ̄ニハ御》