翻刻
廿五【赤字】
ばんづけは
しゆんに
して
いそぐな
〳〵
又けがを
するぞ
やれ〳〵
いとしい
事だ
のふ
じぞうさんの
子にして
おくれ
コレ
ゑんま
の子
こぞう
いまに
なをる
すこしの
しんぼう
た
こどう
せんに
スチヤ
ラカ
ポク
〳〵
で
ござり
ます
こりや
〳〵〳〵
大方
の子
たのみ
ます
【立看板】
《割書:うち身|くじき》りやうじ所
ゑんま堂
当分の内ほどこし致しんじ候
ゑんま「いそくな〳〵おれか子になつてきたものよくせずにお
くものかあをあかの
鬼どもやくすりをつけて早くまいてやれいたかろうか
わいそうに〳〵
しやかつか「地蔵さんのおいかりもゑんまさんのおなげきもお
れが引合にだされて
てつだうのもあのなまづゆへださてにくいやつだ
ナしなれぬことはたいぎた〳〵
地蔵「おれがまもる此地めんを度〻うごかされてはおしやうの
まへゑすまぬ地蔵の
かほも三度だそかしまとのへはなしてきたかくごしろふ
といやつだ