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コレクション: STAGE9

信濃國大地震記 乾 - 翻刻

信濃國大地震記 乾 - ページ 55

ページ: 55

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 御家中町方山の如く頂戴二出申候油断なく暮ゟ朝迄寄合  かたまり口て居申候町方ハ潰漸出候事故店ハ不及申土蔵迄皆焼  失からだ斗出候事故打身くしき平人は無之候間調物等成  兼草履無之米味噌漸堀出し落しみそかゆ斗縁の欠た  る皿并柄杓のあたまにて給申候中々膳椀迄堀出し候事ハ   出来不申候のきの箸二水計呑居申候御家中二而も死人の  入物無之こハれ葛籠桶箱の類尋是へ入ㇾ寺へ送り  申候只今御恐中と申事も無之泥たらけの差物二て修  復致拙者ハ大小なし帯なし木脇差一本手拭二而帯を〆  髪月代致候事出来不申手前二は実二恐をなし申候廿五日  ゟ昼夜まで地震潰かゝり之家追々潰申候只今ハ昼夜二而十  度位二相成申候取込心は乱ㇾ手紙も漸認前後致し申候  先荒増申遣候以上    四月三日          両人     修哲方