賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第94冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第94冊 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

【右側】 御座候に付書付奉差上候段申入処一覧候て可扣旨被 申聞凡午刻過訴詔場え双方被召出木船下 縁也服部権之進殿私共両人え被申渡候は先 剋旧記書付差出し落手致也随分是にて 摂社之趣相分り候旨被申渡次大次郎へ被申渡 は先達てより旧記見度と申に付社人え申付候処 書付差出し候間見よと被仰大次郎申上は私共は 一向読不申と申時私共両人え其方共より可読 聞旨被仰付読聞候処半にて最早宜敷旨大次 郎申之且大次郎申上候は左様御座候はゝ私共 より差上候古来より之書はやくに立不申哉と申 上候処被仰候は是は何も取あくる書物にては無 【左側】 之其方共先祖之者共が拵置しや日本記にあ らう何にあらうケ様な書物公儀には御取上無之 役に立者なれは寛文年中に御取上け有之筈 也既に社人より差出し候旧記は元文之度にも 差出し候ても御取上有之候得は是にて木船は 賀茂之摂社と申事分明也其方共先達てより 旧記見度と申故社人より読聞候得共半にて不聞 義甚不埒也と仰候処大次郎申候は私共文盲なる 者に御座候へは承り候ても合点不参と申時被仰候は 然は合点かいかぬ程之文盲にて日本記サンサイヅ 工等之義申上候は如何と仰之処私共文盲にて読 不申候得共先祖より所持仕候書物成故差上候段