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【右側】
者下縁也権之進殿被仰候は大次郎先日書付落
手致す併此度は
御朱印御代々成し被下候を困窮に付返上仕
度願甚不吉幷先々御裁許在之賀茂へ随
身之儀等得と承知仕相守義哉と仰之時委
細承知仕奉畏と申上る左候はゝ此度賀茂社人
も葵為献上参府帰京之義相願に付差添
登之義賀茂社人え可申付遣間左様相心得
可申段被仰渡時に大次郎答上候は私共願之義
は葵使両人被登別惣代到参府候上救相
続之義何程呉と申儀御聞糺之上御裁許
状頂戴仕度願と申上時大音にて甚不届
【左側】
也左様之御裁許成被下候物か馬鹿者め弥別
惣代参府迄我達逗留之積りならは別宿を
致し是迄上より旅籠諸賄算用致し可致
返上如何と仰之時左様にては甚難渋仕と申
上る先日よりも利害申聞し候得は是にては合点
致し退候ては又々違儀也今日は得と承知ならは
承知不承知ならは不承知と申せ弥後心ならば
下書可遣間双方印形可被仰付也困窮にて
相続之義は何分賀茂え相歎き若賀茂にて
不取合義ならは京都役所え可相頼義也と仰
之時得と承知仕難有段申上る時私共両人え被
仰渡候は今聞通り得と承知之上は下書可遣