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【右側】
之に付百匁遣し可申段申聞候へ共得心不仕に付
寺社役佐野曽右衛門へ右之趣談し候処此方共申
処尤之義也木船之者共え可申聞と被申夫より
木船両人へ曽右衛門被申候は全体我達不心
得也賀茂社人よりは百匁可差遣由尤御留役
より被仰渡候付に賀茂社人不得心なれとも上より之
御意重き故也夫を彼是と申儀夫而已ならす
先日より上より御賄被下義は我達御抱被成候て被下
候義にては無之我達困窮者故御吟味中病
死なと有りては如何御糺之上は籠舎にても可
被仰付身故之事なり夫に御賄被下故我達を
御抱被成候様被存違此度も賀茂社人へ相歎き
【左側】
救之義も広太之義を申掛賀茂社人得心不仕
上京都御役所におゐても御裁許も難被成又々
参府致し諸人に顔をさらし此地之土に成様子に
相見え其上我達大切に思ふ御朱印御書渡
之物も賀茂え被下候様に可成義と不便故申聞す
是迄拙者抔御役中にて諸人に逢候へ共我達之
様な我意強き者不見聞呉々も此度は
最初より籠舎被仰付御仕置に可成者なれとも
聞ても有らん越中守様諸国浦々迄も憐愍
重き事故ケ様に上より御憐愍を被加也とかく賀
茂支配之事なれは杖の下より廻る子かかわいと云事
有広太之義は不申入難渋之筋有之は其儘