翻刻
り、|舟(ふね)|上(のぼ)らんとする|時(とき)は、|下閘(かかう)を|開(ひら)きて|槽内(そうだい)の|水(みづ)
を|泄(もら)らし、|下溝(かこう)の|水(みづ)と|平(たひら)かなるに|至(いた)つて、|舟(ふ)を|槽(そう)
|内(ない)に|進(すゝ)め、|下閘(かかう)を|閉(と)ぢて|上閘(しやうこう)を|開(ひら)けば、|水(みづ)|槽内(そうだい)に
|流入(りうにう)して|上溝(しやうこう)と|平(たいら)なり、こゝに於て|舟(ふね)を|進(すゝ)め
て|上溝(しやうこう)に|出(い)づ、其|下(くだ)るや|下閘(かかう)を|閉(と)ぢ|上閘(しやうかう)を|開(ひら)き、
|水槽(みづそう)に|満(みち)て、|上溝(しやうこう)と|平(たひら)かなれば、|舟(ふね)を|槽中(そうちう)に|入(い)れ、
しかる時に|上閘(しやうかう)をを|閉(と)ぢ|下閘(かかう)を|開(ひら)けば、|槽中(そうちう)の|水(みづ)
|流出(りうしゆつ)して、|下溝(かくわう)と|平(たひら)かなり、こゝに於て、|舟(ふね)を|下溝(かこう)
に|出(いだ)すべし、|溝渠(こうきよ)|水槽(すいそう)の|状(かたち)|次(つぎ)の|図(づ)に|示(しめ)すが如し
|溝(こう)
|渠(きよ)
|水(すい)
|槽(そう)
の
|図(づ)
天然地理学 巻之二 十三