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【一枚目】
申第二百二十号 人一
/府下従来火防之法正(ふかじゆらいくわぼうのほふただし|これまでひをふせぐ)からず/人(ひと)の/其急(そのきふ)
に/走(はし)るや/唯々(ただ〱)/雑沓(ざつとふ|さは)を/極(きはむ|ぐ)る/而巳(のみ|はかり)にて/火(ひ)
を/救(すくふ)ものは十の二三に/過(す)ぎず加_レ/之其(しかのみならずその)
/混雑(こんざつ)に/乗(じよう)じ/人(ひと)の/家財(かざい)を/盗(ぬす)むものおり
/畢竟規則(ひつきようきそく)の/正(ただ)しからざるに/因(よ)る/抑人(そむくひと)
の/不幸火災(ふかうくわさい)より/甚(はなはだ)しきはなし/累世(るいせ|だい〱)の
/遺財萬金(いさいまんきん|たから)の/貯蓄(ちよちく|たくわへ)も一/朝(てう)の/風煙(ふうえん)に/付(ふ)し
候/事(こと)なれは/人々互(ひと〱たがひ)に/救援(きうえん|たすけ)し/防禦(ばうぎよ|ふせぐ)の/術(じゆつ)
/緩(ゆる)かせにすべからず/故(ゆえ)に/今般其法(こんぱんそのほふ)を
/改正(かいせい)し/強壮(きやうそう)の者四百/余(ふよ)/名(めい|にん)を/撰(えら)み/附(ふ)す
るに/西洋便利(せいようべんり)の/器械(きかい|どうぐ)を/以(もつ)てす/市民宜(しみんよろ)
【二枚目】
人二
/敷此意(しくこのい)を/体(てい)し/左(さ)に/掲(かか)ぐる/條々(でう〱)/堅(かた)/可(あひ)_二/相(まもる)
/守(べき)_一/者(もの)也
附/出火(しゆつくわ)の/節当府出張所(せつたうふしゆつちやうしよ)/目標(もくへう|めしるし)并に
/掛(かかり)/官員(くわんいん|やくにん)/及(およ)び/消防方目標(せうばうかたもくへう)別紙の通り
相改候に付為_二心得_一相違候事
右之趣市中無_レ洩相達するもの也
壬申
六月 大阪府
【三枚目】
/條々(じう〱) 人三
一/失火(しつくわ)の節は/能々(よく〱)/火勢見計(くわせいみはから)ひ/道具等取(どうぐとうとり)
/片付(かたつけ)べし/無勘弁(むかんべん)にして/立騒(たちさは)ぐ/時(とき)は/不(ふ|おも)
/慮(りよ|はぬ)の/損失(そんしつ)あるものに付深く/注意(ちゆうい|こころ)いたし
/狼狽(らうばい|うろたへ)せざる/様可(やうこころ)_二/心掛(がくべき)_一事
一失火場/見舞(みまひ)并に/助成之外(じよせいのほか)/無用(むよう)の/者(もの)/場所(ばしよ)
に/立見致(たちみいた)し居候事/堅(かた)く/令(きん|さし)_二/禁止(しせしめ|とめ)_一候/若(もし)/束(そく|てを)
/手傍観(しゆばうくわん|つるかたはらしている)いたす/者(もの)は/鞭撻(べんたつ|うちたく)を/加(くは)ふる事も可
有_レ之に付/兼而(かねて)/相心得居(あひこころえをり)可_レ申事
附/寄留人(きりうにん)へは/平日(へいじつ|かるく)戸長/或(あるひ)は/戸主(こしう|あるじ)より
申聞/置(おく)べし不心得にて/立見致(たちみいたし)居候はゞ
本文/同断(どうだん)たるべき事
壬申六月