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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 50

ページ: 50

翻刻

【OCRのまま/うっかりタイムラインに流してしまいましたが、別に翻刻者も添削者も特に募集しておりません。別の資料の参考程度に作っています】 いをほり出させ。又かも川へかたげ行。川岸に立て一首 大水のさきにながるゝとちがらも 一身をすてゝこそをすてゝこそあれ こくしがいを川へなげすてゝかづられければ。其/宵親 子の夢に。有がたき御引導にて。今こそうかびける ぞこて。白雲に打のりてにしのそらに行けれ ば。みな人有がたくぞおぼえけると也 【山姥の謡を作りて 叡山に 登る事 付 掛字書給ふ事】 『三』一休和尚。山/婆の謡を作り給ひし時。ひゑい山に中 よき人。おはしければ。だんかうにのぼりての給ふは。仏あれ ば衆生あり。衆生あれば山彼女もありといたしける。この つぎいかゞせんとの給へば。彼人もさすがの人にて。さだめて 柳はみどり花はくれないとなされつらんと有けれは一休 扨もよく推し給ふ物かな。仰せのごとく。柳はみどり花はく れなゐの有之。扨人間にあそぶ事と仕候との給へは さこそといひて興ぜられきまことに同気あいもと むることはり。いとはづかしかりけり。扨よき折からなり とて。数山の堂社を拝みめぐり給ひ〳〵に。山法師共 是を聞て。一休はかくれなき能書也。何にても書也 もらはんとて。手に〳〵硯紙を物来りつゝ。頼みしかば。一休 おほしけるは聖道のあて字とかや。定て文盲なる 法師共ならん。何にがな書てとらせんと。いかにもよみがた き一句を。さら〳〵と一筆に書ちらして。つかはされけれ