翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻10-12 - 翻刻

本草図譜. 巻10-12 - ページ 62

ページ: 62

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【右丁】 水蘇(すいそ) あだゞをれ《割書:作州(さくしう)方言(はうけん)土人(とじん)此草(このくさ)を採(とり)婦(ふ)|人(じん)の乳腫(ちゝのはれ)へ伝(つけ)て功(こう)ありと云(いふ) 》#1  田野(てんや)に多(おほ)し実(み)より  生(せう)す葉(は)は香薷(かうじゆ)に似(に)  て小(ちいさ)く方茎(はうけい)対生(たいせい)高(たか)  さ一尺 余(よ)穂(ほ)の形(かたち)紫蘇(しそ)  に似(に)て小く花白色に▲ #3 ▲して微(すこし)紅紫色(あかむらさき)を帯(お)ふ微(すこし)香(かう)  気(き)あり味(あしはひ)辛(から)し時珍(しちん)#2の説(せつ)に似(そに)  《振り仮名:_レ蘇|にて》好(このんて)《振り仮名:生_二水旁_一|すいはうにせうす》と云又 水蘇(すいそ)薺(せい)  薴(ねい)一類二種 爾(のみ)水蘇(すいと)気(き)香(かんはし)薺(せい)  薴(ねい)気(き)臭(くさきを)《振り仮名:為_レ異|ことなりとす》と云 是(これ)なり 【左丁】 薺薴(せいねい) ゑくさ《割書:江|戸》  田野(てんや)に多(おほ)し形(かたち)水蘇(すいそ)に似(に)て葉(は)  稍(やゝ)大(おほき)く微(すこし)毛(け)ありて円(まる)く鋸歯(かゝり)浅(あさ)く  枝幹(しかん)は全(まつた)く蘇(そ)に似(に)て高(たか)さ三尺 許(はかり)花穂(はなほ)  又(また)紫蘇(しそ)に似(に)て瘠(やせ)小(ちいさく)淡紫色(うすむらさきいろ)なり集解(しうかい)の説(せつ)に  符合(ふかう)す味(あしわひ)辛(から)く稍(やゝ)臭気(しうき)あり 【版心の中央】薺薴