← 前のページ
ページ 16 / 16
次のページ →
翻刻
日光街道ハ宇都宮限り街道筋ハ草加
辺まで崩る也
水戸街道ハ土浦限り街道筋諸所崩る
下総筋ハ逆井辺つよくふるひ行とく
船橋辺同断葛西又ハ二合半領所〻ニい
たミしと聞伝ふ松戸市川柴又辺崩多し
其外在〻市中共見積候処高地之方ハ
崩少なくひくき地所ハ崩多分なり
猶又川添の場所ハ潰る所多く相見へ申候
〇諸国の分ハ加賀能登越前越後等
所〻潰候よし又信州も地震のさた有之
遠州濱松ハ御城下崩れやける所も有
尾州名古屋もいたミ候よし上総房州
ハ西浦地しんつよく潰る所多し
大坂文音ぬきがき
九月二廿九日夜地震いりて大坂平野ばし
箒町蜆橋筋崩れ此辺人損じ候よし
同廿九日八代目弟市川猿蔵若太夫座ニて
不破と濡髪の役を名残に興行中
死去す法号実誉義筵孝安信士【左傍に追記:二十二才】
▲江戸芝居やけるなかニて勘弥羽左衛門
しうか福助菊次郎竹三郎すべて
居宅残る山の宿附の所ハ此外ニも残り
候家多し
七了