翻刻
くあふむかれうびんといふとりこれやらむとら也
へてみよとありければ五がらすはるかの
くものうへにとびあがりみやの御きぬの
そでのうへにせんじをおとしければみやは
とりあげて御らんじてこれやこのなん
ゑんぶたひのくものうへにあるせんざいわう
の御ふみと見えたりこのよのちぎりはかなふ
まじらいせにてはたつねたまひしとてし
ろきうすやうにて御返事をぞあそばし
ける
ますかゝみかけみるからにあくかれて
わか身はそらになりぬへきかな
かやうにあそばしてひきむすびてたまはるを
五がらすひだりのつはさにをさめてさいしやう
こくへぞつきにけるわうに御ふみをまいら
せければわうは御らんじてふてのたみは
やうりやうついのいつくしてうばのそうな
るよりいま一しほおもひまきりてなげき
たまひければこゝにさいしやうのさんみと
申人のひめにはんのないしと申人に