翻刻
ちゆくしほのたきつせとうしやうこくとさい
じやうこくとのしほざかへはひやくせんのつゞこを
ならべてうつがごとしふねもくるまもあや
うく見へたりわうはそのときまるはとう
しやうこくのわうなりいかでかりうじんも
なみかせたてたまふべしとせんじありけ
れはやかてりうじんげにもとやおもひた
まひけんかぜもしづかになみもおさまり
てまんかふのかめおほくうかひいでゝこじ
まとなりふねもくるまもやすめたまひけ
まさてさいじやうこくのみなとにつきたまふ
わうのいりたまはんずるよのねざめにひ
めぎみの御ゆめを御めのとの人にむかひて
のたまふはとし二十ばかりなる人のいつく
しきがみちのほとりのくるしさとちぎ
りのほどのことをいひつゞけてなきたまひ
けるをいかなる人ぞとひければせんさい
わうといひつるぞやとおほせありけれは
御まさゆめなるべしけふのむまのときに
これへまいりたまふべしと申せは