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コレクション: とりあえず気になる

いつくしまの御ほん地 3巻 - 翻刻

いつくしまの御ほん地 3巻 - ページ 38

ページ: 38

翻刻

申いださせたまへばみやは御なみだにむせびた まひてわが大りへかへり御らんずれはもとは みな〳〵かはらねどもにはにむくらおひしけり よもきかるかやをみなへしのきにひとしくし げりかきにつたのはあさがほはすきまも見へ ずおひしげりのきのいたまもくちはてゝ 月もたまらずなりにけりこのありさま を御らんじてなんでんにふしまろびわが きさきあしびきのみやはいづかたへやらんと なげきたまふぞあはれなりその夜は そゞろにいしをあげつちをあつめたるところ をはかどころと申せばそれへぎやうがうなり たまひてよもすがらとりのこゑともにとき 〳〵うちくどきあるかせたまひてあかさせた まふくぎやうてんじやう人申けるは十ぜん のていわうの御身にだにもかゝるなげき のましますましてやたみのみのうへいかで かなげきなかるべきとのたまふこゝにとき はといふてんじやう人申けるはまことやらん宮 をばきさきたちのやからにくみまいらせたまふ