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申いださせたまへばみやは御なみだにむせびた
まひてわが大りへかへり御らんずれはもとは
みな〳〵かはらねどもにはにむくらおひしけり
よもきかるかやをみなへしのきにひとしくし
げりかきにつたのはあさがほはすきまも見へ
ずおひしげりのきのいたまもくちはてゝ
月もたまらずなりにけりこのありさま
を御らんじてなんでんにふしまろびわが
きさきあしびきのみやはいづかたへやらんと
なげきたまふぞあはれなりその夜は
そゞろにいしをあげつちをあつめたるところ
をはかどころと申せばそれへぎやうがうなり
たまひてよもすがらとりのこゑともにとき
〳〵うちくどきあるかせたまひてあかさせた
まふくぎやうてんじやう人申けるは十ぜん
のていわうの御身にだにもかゝるなげき
のましますましてやたみのみのうへいかで
かなげきなかるべきとのたまふこゝにとき
はといふてんじやう人申けるはまことやらん宮
をばきさきたちのやからにくみまいらせたまふ