翻刻
【右丁】
一種
ウミヤシホ
トヽネウスに載る図又
海浜へも漂着(ひやうちやく)す形(かたち)椰(や)
子(し)より小く二寸許り囲(めく)り
二三寸 外皮(くはいひ)は椰子と同し
内に堅(かた)き仁ありて中実
す仁を削(けつ)りて薬(くすり)に用ゆ
中風を治する効(こう)あり価(あたひ)
賤(いやし)からす田村氏は広東(かんとう)
新語(しんこ)の石椰子(せきやし)に充(あ)つ
【左丁】
一種
これ亦 海浜(かいひん)へ漂着(へうちやく)す
るものなり形(かたち)椰子(やし)に
似て短(みしか)く長(なか)さ三寸 許(はか)り
囲り五六寸 四角(よつかと)ありて
碁盤(こはん)の足(あし)に似たり故
にこはんのあしと名(な)つく
これ又 椰子(やし)の類(るい)なり
寒瓜(かんくは)《割書:集|解》 西瓜(すいくは)也