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《箱:命しらずのごう欲》安政二年卯十月二日夜四ツ時よりにはかに大地しんゆり出し江戸四里四方大はんつぶれ家となりわがよくにはなれにげいだしいのちのつゝがなきものとまたごふよくにてつね〴〵人をなやめ高利をむさぼりにんめんぢうしんのものはかねにめをくれこゝろをのこしいのちをすてるものもありこれはぢならずやつね〴〵こころをせうぢきにもち小よくなれば天災とてもいのちはたすかるもの とぞおそるべし 〳〵〳〵〳〵【これより下段】
だんなはよくばりだ からしんでもいゝわたしのいのちはたすけてほし い万才らく
〳〵〳〵
きものもくしもいらないいのちがほしい〳〵〳〵〳〵
持丸〽かねがほしい〳〵〳〵いのちがなくてもかねがほしいたすかることならいのちもほしい