翻刻
【右丁】
おもひきやおほいそなみに袖ひちて別のなかのわかれせんとは
【左丁】
月詣和歌集巻第三
三月《割書:付羈旅|》
寿永元年三月三日賀茂重保、(か(朱))曲水宴しはへり
け り(る)によめる 前大僧都《見せ消ち:隆|澄イ[朱]》憲
さかつきをとるとはみせてたふさには流るゝ花をせきてとゝむる
頼円法師
さかつきをあまた川にもなか れ(せイ[朱])はやそらさへけふは《割書:はなにゑイ[朱]|》《見せ消ち:心|》ふらん
《見せ消ち:花|花》■(筵イ[朱]) 右大臣
花さかり青 葉(根イ[朱])かみねにたひねしていくよあかしつこけのむしろに
俊恵法師
とことはにいつともわかぬ風なれとは な(るイ[朱])は花故ふくかとそ思へ
大炊御門右大臣家 佐(作イ[朱])