翻刻
判事神原甚三【印】 地震研究所図書之印【印】
地球(ちきう)に空気(くうき)の付(つく)こと十三里日の陽(よふ)をとりて是(これ)にこ
もる陰(ゐん)は地球(ちきう)より発(はつ)す合(かつ)して風となり雨(あめ)と也
雲(くも)となる陰(ゐん)甚(はなはだ)しく登(のぼ)る時は雷(いかづち)となる陽(よふ)甚(はなはだ)しく
下つて地球(ちきう)にいるときは震働(しんどふ)す是地震(ぢしん)なり
かくとは人皆(ひとみな)しれど其震(その ふるう)ときを計(はか)る事を不得(えず)
ゆへに出火ともなり怪俄(けが)人多く古よりの地震(ぢしん)も
同(おな)し事としられたり是(こゝ)にいにしへよりのぢしん
こと〴〵くしるして見覧(けんらん)になさんとす
恐震著述