翻刻
【上段】
/文月(ふみづき)
ふみ月といふはもろこしの/伯(はく)
/陽夫婦(やうふうふ)が月をねんじて/二(じ)
/星(せい)となり七日の/夜天(よあま)の/川(がわ
にて/出合(であい)をするなり天上の
/出合(であひ)なれば/雲(くも)をふみてつく
なり/故(ゆへ)にふみつきといふ
/夜這星見(よばいぼしみ)て
うらやむや/天(あま)の/川(がわ)
ふんどしほどに
しろく
あとひく
【下段】
可申候/扨又医者(さてまたいしや)申/聞(きけ)候には/持(ぢ)
/薬(やく)に/妻計(さいばかり)は/相用(あいもちひ)候ても/不苦趣(くるしからずおもむき)に
御座候へは/好之道故昼夜入浸(すきのみちゆへちうやいれびたし)に
/致(いた)し/置内々少々宛気(おきない〳〵せう〳〵づゝき)を/遣(や)り
申候/先者右(まづは)御/礼(れい)御/返事迄(へんじまで)
/早々頓首(さう〳〵とんしゆ)
/男妾請状(をとこめかけうけじやう)之事