翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

大時代唐土化物 3巻 - 翻刻

大時代唐土化物 3巻 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

さてばけものゝ出るときは ものさびしきものなるに にわかになにかにぎやかになりて わや〳〵がや〳〵とゆやじようるりを うたひ出す〽いたこすくよなうわきな おまへテト〳〵〽ころしもはげしき山あらし 〽のふ〳〵その女こそげんじがた〽なんときいたり さくら丸〽がつてん〳〵せきひじやうじゆ なすには〽■兵衛が身はたいせつ 〽一合取ってもさむらいの家に生れた 十郎兵へどの〽金ゆゑだいじの 忠兵へさん〽かねにうらみはかず〳〵 ござる〽尾上はいとゞしやくり上 〽ちいさい子どもかなんぞの やうに〽高砂やァ〽さんげ さんげ六こんしよう〴〵と 大さわぎになるしやらくさい こゑあつてかたちなきは だんなばけものかゆけに あがらぬうちはやく出ろと いへばまつかなこぞうひよろ〳〵して のたくり出わつちやァねゆやにいる あかなめこぞうのばけものでござりやすが にんげんに出あつて目をまわしやした みづをいつぺいのまして [つぎへつゞく]