翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻13-15 - 翻刻

本草図譜. 巻13-15 - ページ 17

ページ: 17

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【見開き 挿図】 【右丁】 一種  はごろもさう   苗葉(へうよう)ともにのこきりさうより柔(やはらか)に弱(よは)く   葉(は)の鋸歯(かたり)細(こまか)く下(した)に垂(たる)花(はな)は白色(はくしよく)にて小(せう)也 艾(かい)  よもぎ   種類(しゆるい)多(おほ)く山野(さんや)に自生(しせい)多(おほ)し凡(およそ)艾(かい)の葉(は)は菊に似て挾(せは)   く尖(とかり)あり面(おもて)緑色(みとり) にて背(うしろ)に白毛(はくもう)あり秋月 茎(くき)高(たか)さ 【左丁】    二三尺 梢(こすへ)に穂(ほ)をなす形(かたち)青蒿(せいかう)に似(に)て粗(あら)く苗葉(へうやう)を   採(とり)乾(かはか)し舂(つき)て熟艾(もくさ)を製(せい)す又 秋月(あき)枝(ゑた)幹(みき)の間(あいた)に塊(かたま)り   を生(せう)じ草綿(わた)の如(こと)くなるを蒿癭(かうゑい)《割書:本草|和名》と云(いふ)茲(こゝ)に圖(づ)   する處(ところ)は江戸 駒塲(こまば)の官園(くわんゑん)にありて蘄艾(きんかい)と称(せう)する   ものなり華夷(くはい)花木(くはほく)考に云(いう)蘄艾(きんかい)葉(は)厚而(あつくして)綿(めん)多(おほし)   本地(ほんち)所有(するところの)者(もの)葉(は)薄而(うすくして)綿(めん)少(すくなし)といへり