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【右丁】
水ありそうなる地に。からすの羽を土(つち)へ。二
三寸さしこむ時。水あればやかて。からすの
羽(は)に露(つゆ)をあぐるものなり
《箱:第廿五》 さくふる事
▲当座(たうざ)のさくは。土の上 高(たか)さ七尺。さきを
けんさきにきり。さく木(ぎ)立(たて)くばる間は四
寸五分。横(よこ)ぶち三通(とを)りなり。上のふちはけん
さきより五寸さげ。外(そと)どをりにゆふ。又それ
より五寸さげて内(うち)とをりにゆふ。下ぶち
は足(あし)もと五寸どをり。内の方にゆふなり
【左丁】
陣中(ぢんちう)四方の角(すみ)。又 馬(むま)だし。門(もん)の左右(さう)も芝(しば)
手(て)高さ六七尺につき。其上にさくをふ
る。又 東陣(とうぢん)のまはりもさくをふり。四方の
角(すみ)。門(もん)をも左右(さう)土手(つちて)を築(つき)。そのうへにさく
にてもやらいにてもゆふなり
物見之巻(ものみのまき)
《箱:第一》 物見にゆく事
△物見に行てはとゞこほりなく立帰(たちかへ)り。早(さう)
速(そく)注進(ちうしん)尤なり。我(わが)振舞(ふるまい)を見せんとて。