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翻刻
時より雨ふる
八 日 朝よりくもり暖気なり
和田傳右衛門様十二月廿八日御立と相定廿
七日夜我等御呼ニ付罷出候所偖是迄永々暑
キ御世話とも相成殊ニ柳澤出張中も夜具其
外鍋等迄も御遣ニ相成且時々心を付にしめ
香のもの等迄も被遣莫太之恩ニ相成士ニも
無之程の御心底実ニ感入候事ニ付子孫ニ至
り候而も此思ヲ忘却いたし不申候様書残シ
置候様いたし候間江戸表へ御出之節は必御
尋被致度偖是迄御世話ニ相成候賄料も迚も
御受取も被成間敷と存候是は誠ニ些少々く
候へとも反もの料として進上いたし候間御
受取ニ相成候様ニと之事ニ付受取申而此方
よりも品ものニ而上候前月廿七日の席ニ有
其節和田様此方之心底之所認候よしニ而被
下候書もの左之通
言忠信行篤敬
甲子晩冬
追討士