翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻52-54 - 翻刻

本草図譜. 巻52-54 - ページ 68

ページ: 68

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【右丁】 一種  ひれのり  松前の   産 【右下】 一種   ひれのり   同上 【左丁】 鹿角菜(ろくかくさい) つのまた《割書:大和|本草》 角俟菜(つのまた)《割書:本朝|式》     青角菜(せいかくさい)《割書:東医|宝鏡》  大和本草に其形 鹿角(ろくかく)に似(に)て小なり海中(かいちう)岩間(かんかん)に生す乾し  収(おさ)め用る時水に浸(ひた)し酢(す)に和(くわ)し食ふといへり本朝食鑑に其  状鹿角の状に似て蒼灰色乾かす時は則ち黒色鹿尾菜  の如し味ひ亦 稍(やゝ)似て佳ならすといへり田村氏つのまた肥  後薩藦大隅の海中に甚(はなは)た多(おほ)し長(なか)きものは七八寸短  きものは三四寸生なる時(とき)は黄白色乾きたる者は紫褐色  なり小枝を分ちて鹿の角の形の如し相州鎌倉の海中  にもあり煮て糊となす小ふのりと同しこと也古人とさか  のりを以て鹿角菜に充(み)つ蘭山はふのりを以(もつ)てこれに  充つ二説皆 非(ひ)也といへり 【十四行下から二字目「俟」は「俣(㑨)」ヵ】