翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

烏行水諺草 3巻 - 翻刻

烏行水諺草 3巻 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

うかいのうたいのとふり 此川なミにはつといり おもしろのあり さまやそこにも 見ゆるかゞり火に おどろくうをゝ おいまわし ひまなく うをゝ くふときハ つミもむくひも のちのよもわすれ はてゝおもしろやと つたなかりけるせつしやうとハ おもへともこのわざにて しんミやうをいとなミけるが うもひさしくかせをひき しやうばいをやすんでいれば からすもうちにいてきのどくに おもひうなぎとりにいで しつけぬ事ゆへあつふうかあ うのまねするからすハ水をのむと すへのよまでもわらひぐさになりけり からすはかんどうの身にてぜに壱もん つかわずいたる所へどふゆふわけやとしれねとも すこしのかねをからすかねとやらにかし わづかのまにきん〳〵となり ほんまつくろ くろ じ たて に て よしわらとでかけ おもわすさきが たかいにあいさつもせづ わかれけれどもこれより さきと からすのあらそひに なりけり