翻刻
申訳相願候よしニは候ヘ共金五郎江の申振
甚不宜候由ニ而金五郎も此方ヘは申訳ニも
参り不申候其上不快ニ有之候間不罷出候趣
ニ而金五郎九月廿八日参り咄有之候所とて
も返候了簡も無之右之者土浦親類内ゟ小供
貰請夫を相続人ニいたし候筈ニ而貰受候而
是迄さし置候所此方ニ而召遣候忠助事成長
いたし候ヘは夫を相続人ニいたさせ度相成
右貰受候子供をおし出し候而忠助を此方ゟ
引取候而相続人ニいたし候積り之よし太郎
ゟ咄有之候あまり不人情のものゝよし咄有
之候ヘ共申訳被賴候よしニ而参り候ニ付先
方江持参の着類は太助ヘ相任せ返可申様今
日申聞候事
一慶應元乙丑十一月十日小泉其吉参り咄有之
候は親貞甫事隠居いたし度趣ニ付普請致度
候ヘ共地面手狭ニ而さし支候間御持分隣之
裏之方拝借致候而右地所ヘ六疊二間位ニ建
度候間拝借仕度よしニ付借候様挨拶いたし