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コレクション: コレクション5

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 1195 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 1195 - ページ 32

ページ: 32

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   王(わう)‾祥(しやう)  臥(ふして)_レ氷(こほりに)求(もとむ)_レ鯉(こひを) 晋(しん)の王(わう)‾祥(しやう)字(あざな)は休(きう)‾徴(ちよう)。天(てん)‾性(せい)至(しい)‾孝(かう)の人(ひと)なり。継(まゝ)‾母(はゝ)不慈(ふじ)【左ルビ「にくむ」】なれども。恨(うらみ) とせず。愈(いよ〳〵)恭謹(たいせつ)にせり。父(ちゝ)母(はゝ)疾(やまひ)ある時(とき)は。昼(ちう)‾夜(や)側(かたはら)にありて。帯(おび)を解(とか) ず。湯(たう)‾薬(やく)をも先(まつ)嘗(なめ)味(あぢ)はゝざればすゝめざるなり。寒(かん)‾天(てん)の比(ころ)。母(はゝ)の生(なま) 魚(うを)を食(くら)はんといへるに。水(みづ)凍(こほ)りて魚(うを)を取(とる)べき便(しかた)なけれども。其(その)望(のぞみ) を遂(とげ)ざらん事(こと)をなげき。池(いけ)に臨(のぞ)みて。魚(うを)を求(もとめ)ん為(ため)に衣(きるもの)を脱(ぬぎ)て氷(こほり) の上(うへ)に臥(ふ)し。身(み)の温(あたゝま)りにて。氷(こほり)を剖(さか)んとす。其(その)_志(こゝろざし)の篤(あつ)き感(かん)‾応(おう)にや。さ しもはりつめたる厚(あつ)_氷(こほり)。忽(たちま)ちに解(とけ)て。双(ふたつの)_鯉(こひ)躍(をどり)_出(いで)たり。母(はゝ)又(また)黄(くわう)‾雀(じやく) の炙(あぶりもの)を求(もとむ)るに。これを奉(たてまつ)らん事(こと)を欲(おも)へば。黄(くわう)‾雀(じやく)数(す)‾十(しふ)飛(とび)入(いり)ける など。其(その)孝(かう)‾感(かん)の致(いた)す所(ところ)を。郷(きやう)‾里(り)の人々(ひと〳〵)親(まのあた)り見(み)_聞(きゝ)て歎(たん)‾美(び)【左ルビ「ほめる」】せり。又(また) 庭(てい)‾前(ぜん)に柰(からなし)ありて丹(あか)く実(みの)れり。母(はゝ)愛(あい)してこれを守(まも)らしむ。風雨(ふうう) 発(おこ)る時(とき)は。樹(き)を抱(いだき)て泣(な)く。其(その)孝徳(かうとく)天(てん)‾下(か)にあらはれ。遂(つひ)に三(さん)‾公(こう)に至(いた)れり