翻刻
【右丁】
和 ̄ス_二晋陵 ̄ノ陸丞早春 ̄ノ遊望 ̄ヲ_一
杜審言
独 ̄リ有 ̄テ_二宦遊 ̄ノ人 ̄ノミ_一偏 ̄ヘニ驚 ̄ク_二
物候 ̄ノ新 ̄ナルニ_一雲霞出 ̄テヽ_レ海 ̄ヲ
曙 ̄ケ梅柳度_レ江春 ̄ルナリ【注】淑
【左丁】
気催 ̄シ_二黄鳥 ̄ヲ_一晴光転 ̄ス_二
緑蘋 ̄ヲ_一忽 ̄チ聞 ̄テ_レ歌 ̄フヲ_二古調 ̄ヲ_一
帰思欲 ̄ス_レ沾 ̄サント_レ巾 ̄ヲ
【印】圓【印】乗
《割書:○ひとりくわんゆうのひとのみあつて。ひとへにぶつこうのあらたなるにおどろく。うんかかいをいてゝあけ。はい| りうゑをわたつてはるなり。しゆくきくわうてうをもよふし。せいくわうりよくひんをてんす。たちまち| こてうをうたふをきいて。きしきんをうるほさんとほつす》
《割書: せつぶつきこうのうつりかわりあらたまるにおとろく朝の雲やかすみかあかくみへてうみより日の出か| みゆる梅柳もまだ花のさかぬ時分じやが江南の方へきてみれは花もひらき柳もみどりである叔【淑】気の| あたゝかなきがうくひすなとをさいそくしてなりせうきくさもまばらに日のかげにきら〳〵うつゝてみゆる| 其元のすぐれた古調の中にこきやうかこいしいと言う作てあるを見てわれもこきやうへかへりとうなつて| きんをうるほさんとほつす》
【注 「春ルナリ」の「ル」衍ヵ】