東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

唐詩選画本, 三編5巻 - 翻刻

唐詩選画本, 三編5巻 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

【右丁】 和 ̄ス_二康五 ̄カ望 ̄テ_レ月 ̄ヲ有 ̄ルヲ_一レ懐 ̄ヒ         杜審言 明月高秋迥 ̄カナリ愁人独-夜 ̄ニ 看 ̄ル暫 ̄ク将_レ弓並 ̄ニ曲 ̄リ翻 ̄テ与_レ扇 【左丁】 倶 ̄ニ円【団】 ̄カナリ露濯 ̄イテ_二清輝 ̄ヲ_一苦(サ) ̄ヘ風飄 ̄カヘシテ_二 素影 ̄ヲ_一寒 ̄シ羅衣一 ̄タ【「ビ」脱ヵ】此 ̄ニ鑒 ̄ツテ【注】頓 ̄ニ 使 ̄ム_二別離 ̄ヲ難 ̄カラ_一   《割書:茂松堂■【乗ヵ】阿書》 《割書:○めいげつかうしうはるかなり。しうしんとくやにみる。しはらくゆみとならひにまかり。かへつてあふきととも| にまとかなり。つゆせいきをそゝひてさへ。かせそゑいをひるかへしてさむし。らいひとたひこゝにうがつに【注】とんに| べつりをしてかたからしむ》 《割書: 秋のそら高くすみわたり月がたかくかゝり只さへものあわれしやに懐ある愁人がひとりみるゆへ| いよ〳〵かなしひこの比まて弓はり月てあつたがはや十五夜に成てうちわのなりになつた露かおり| て月もさへきら〳〵そゝくやうにみゆる風も月影のさへきつた素影をひるがへしていよ〳〵寒くみへる| たびははかないものしや八月比寒くなつてもまだ夏衣のまゝているこれらをみるにつけても別離の| しにくいを頓にがてんしてある》 【注 「鑒ツテ」を「うがつに」と読んでいる。送り仮名が異なる。また「鑒」に「うがつ」の読みは無し。「うがつ」は「鑿」。別資料では「鑒」は「てらされ」と読んでいる。】