翻刻
【右丁】
臨_二洞庭_一
孟浩然
八月湖水平 ̄カナリ涵_レ虚(-) ̄ヲ混(-)_二太
清 ̄ニ_一気 ̄ハ蒸 ̄ス雲夢沢波 ̄ハ撼 ̄カス
岳陽城欲 ̄スルニ_レ済 ̄ラント無 ̄シ_二舟楫_一
【左丁】
端-居 ̄シテ恥 ̄ツ_二聖明 ̄ニ_一坐 ̄カラ観 ̄ル垂 ̄ルヽ
_レ釣 ̄リヲ者 ̄ノ徒 ̄ニ有 ̄リ_二羨 ̄フ_レ魚 ̄ヲ情_一
山三楽書【印】■【州ヵ】
《割書:○はつげつこすいたいらかなり。きよをひたしてたいせいにこんず。きわむすうんぼうたく。なみはう| ごかすかくやうじやう。わたらんとほつするにしうしふなし。たんきよしてせいめいにはづ。いな| がらみるつりをたるゝもの。たゞにうをゝねらふじやうあり》
《割書: 八月比湖水が一面にまつたいらに成てことの外ひろいゆへ太清にこんじてひとつにみへる朝日| の出るじふん雲夢の下から水がむれあがり大なみががくやうろうの石がきにうちつける済は| 天下を治る事なり舟楫は天下を治る才の事になるわれもひとつ天下を治めてみたひ| と思へど才がないゆへ御当代の聖明にはぢてつゝくりと手をこまぬいてなにもせず実は我も| 才はあれど天子がくらいゆへわがきりやうがしれぬと云ことじやわれも居なからつりをする| ものをみてうをがほしいと思へどつり道具をこしらへぬはたゞおもふばかりて世に出てこう| をたてたいとおもへども此方からへつらふ所ぞんはないといふ意てある》