翻刻
【右丁】
題_二義公禅房_一 孟浩然
義公習 ̄フ_二禅■【注】 ̄ヲ_一結 ̄シテ_レ宇 ̄ヲ
依 ̄ル_二空林 ̄ニ_一戸外一峯
秀 ̄テ階前衆壑深 ̄シ夕
【左丁】
陽連 ̄リ_二雨足_一空翠
落_二庭陰_一看_二【-脱ヵ】取 ̄シテ蓮花 ̄ノ
浄 ̄ヲ_一方 ̄ニ知 ̄ル_二不染 ̄ノ心 ̄ヲ_一《割書:東岳■【俊ヵ】書|》
《割書:○ぎこうぜんしゆくをならふ。うをむすんでくうりんによる。こぐわいいつほうひいで。かいぜんしう| かくふかし。せきやううそくつらなり。くうすいていいんおつ。れんげのきよきをかんしゆして。| まさにふせんのしんをしる》
《割書: ぎこうといふ人はざぜん好て引こんて人かげもないはやしをこだてにとりて庵室を| 作つてある気色もよく座敷の戸をひらくと向ふに一峯がひいてゞみゆる下をみれは| 谷〳〵がふかくみゆるをりふし夕立がふつて雨のあしが雲中にすきたつてみへ木が高く| しげり蓮花のきよらかに咲てあるをみて心も世ぞくにそまぬ清浄なと云事を| 知た》
【注 ■は「宇」ヵ。原文は「禅寂」であり「寂」の誤記ヵ】