翻刻
【右丁】
観_レ猟 王維
風勁 ̄フシテ角弓鳴 ̄ル将軍
猟 ̄ス_二渭城 ̄ニ_一草枯 ̄レテ鷹眼疾 ̄ク
雪尽 ̄キテ馬蹄軽 ̄シ忽 ̄チ
過 ̄キテ_二新豊 ̄ノ市 ̄ヲ_一還 ̄ツテ帰 ̄ヘル_二細
【左丁】
柳営 ̄ニ_一回_二-看 ̄スレハ射 ̄ル_レ鵰 ̄ヲ処 ̄ヲ_一
千里暮雲平 ̄カナリ
山三楽書【印】
《割書:○かぜこはふしてかくきうなる。しやうぐんいじやうにかりす。くさかれてようがんとく。ゆ| きつきつきてばていかろし。たちまちしんほうのいちをすぎて。かへつてさいりうゑいにかへる。| てうをいるところをくわいかんすれば。せんりぼうんたいらかなり》
《割書: 冬になると風がはげしくゆみのにべもかはいてつるの音がなつてかりをするに| よい時■【くヵ】らゆへしやうぐん渭城へかりに出らるゝくさもかれてたかのかけひきも目はやに| するどく雪もきへうさききつねの居所もしれ鳥も飛よくむまのあしもかるく| 面白いかりをしてまもなく長安の新豊の市をすぎて細柳営にかへるはや日も| くれ合に成て一日猟をした所をふりかへりみれははるかに遠くくもがかゝつてたいら| にみゆるかりといふものは面白いもので思はず遠ひ所までゆくものじや》