翻刻
【右丁】
寄_二左省杜拾遺_一
岑参
聯歩 ̄シテ趨 ̄リ_二丹陛 ̄ニ_一分曹限 ̄ル_二
紫微 ̄ニ_一暁 ̄ハ随 ̄テ_二 天杖 ̄ニ_一入 ̄リ暮 ̄ニハ
惹 ̄テ_二御香 ̄ヲ_一帰 ̄ル白髪悲 ̄ミ_二
【左丁】
花落 ̄ルヲ_一青雲羨 ̄ム_二鳥 ̄ノ飛 ̄ヲ_一
聖朝無 ̄シ_二闕事_一自覚 ̄フ
諌書 ̄ノ稀 ̄ナルコトヲ 《割書:北■【印】|》
《割書:○れんほしてたんへいにわしり。ふんさうしびにかぎる。あかつきはてんぢようにしたがつていり。| くれにはぎよかうをひいてかへる。はくはつはなのおつるをかなしみ。せいうんとりのとぶをうら| やむ。せいてうけつじなし。みつからおぼふかんしよのまれなることを》
《割書: 参内するをりはきざはしを聯歩して上り退ては禁裏の御殿の左右にやくしよがあるにより紫| 微をかぎり分曹しておるあかつきに参内するをりは天仗のほこなどを持た役人がわれにしたが| つている帰りには天子の御香のかほりがしやうぞくなどへうつゝて帰るかやうにはくはつに成まで| つとめてもやくがへもせず花のおつるをみても又此春もむなしく過ゆくよとなげかわしひせい| うんは立身むきの事なりわれも天子へ御いさめ申上てこうを立たいと思へともけつかうな| 御代て闕事がないゆへおいさめ申事がないといふて実は御いさめ申てもとりあげがないと云》