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翻刻
【右項】
尽力福井の幸福たる事別ヶ条新聞之部に書ける
ゆへ爰に略せり然る処将棊之盤の駒ならて
部を編てし 王将の開き玉へる越国の名跡
考井上先生の編纂せられしを自在の功ある
金将のこたひ一番さして見んと増補をおぼし
立れし由益重宝之国書と可成趣向は車も
馬も及ふものかは銀にて出来る事てもなし歩兵如きの
とや角と助言を論する所にあらす必出来
あらんには原書と共に金満第一之重宝と
して永世保存可在事也
【左項】
土屋十郎右衛門
貴純
右性質実真士道之本業たる武術諸道に
達し師家七ヶ所之免状を請其内甲州流
軍学を初め三家之古老印可也天保十四年
御目付役兼御《割書:御役無之総指は勿論内外共諸役等之事務|案皆御目付役之伺を不経といふ事なし》
武芸掛り拝命安政五年迄本業之職業は
勿論武芸御引立之御趣意に尽力且其頃より
何となく世上不穏天地変動之前兆よりして