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コレクション: 松平文庫

温古集 四巻 - 翻刻

温古集 四巻 - ページ 56

ページ: 56

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【右丁】 焉雖然先生存日裕亦嘗面受遺諭不能固辞因銘曰 老益矍鑠伴讀 三公儒而兼武元凱迹德誼 文章世家傳風瑞梅之慶流芳無窮            清裕撰 【左丁】    髙野惣左衛門小傳 祖父ハ越前福井ノ人ナリ諱縑字君素通稱始ハ市 之承【丞ヵ】後惣左衛門ト改姓ハ髙野氏世本藩ノ番士ニシテ 數代職料理方タリ性卓犖才敏捷少小ニシテ學 ヲ好當時藩士ノ風俗未開ニ属シ唯武技ヲ尚ヒ苟 モ學ニ従事スル者ハ擯斥シテ歯ヒセサルニ至ル然トモ祖 父ハ學ヲ好ンテ舎カズ及壮テ四方ニ周遊セムト欲ス ルノ志アリト雖家職ノ故ヲ以テ果サズ寛政甲寅三十四 歳其先ニ代リテ家ヲ継キ職ヲ承ク數年ナラズシテ復我 父ヲシテ之ニ代ラシメ而身致仕ス實ニ享和三年二月也