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翻刻
於其首 ̄ニ_一
乙酉季春上巳之日
七十四翁鵬斎老人興撰
【左丁】
先の年書肆甘泉堂主人ゟもとめにいなみ
かたく拙き献立の一書を桜木に鐫しが幸に
世に行れしとて頓に嗣編の需ありしも生活の
いとまなくて一歳ふたとせと過たりしに今年その
促しのしきりなれは我庖丁のかたに聞思ひ
出るまゝにかいしるしたれは似よりたるも多かれと
昨魚類の会席にして只其遺たるを拾ひ
もれたるを補ふのみにて遂に二編の稿なりぬ
原来此道の好人達の校合さへも経されは
杜撰麁漏は見ゆるし給へかし
八百善しるす