翻刻
【右】
■すべし
■■水はコレラの妙藥なる事《割書:同書第四巻|五葉に出づ》
荷蘭領印度に於てはコレラに水を試用し大に利益を得た
り其法は患者を水に浸せる絨被を以て厳しく巻纏するの
み此の如くするときは患者の頻に飲服する氷水にて蒸發
氣を催すこと甚し濕絨を以て厳しく巻纏し且冷水を飲むこと
二三回なるときは患者復 ̄タ危篤を免かるべし
カンスタット著す所の治療書第一冊四百九十三葉コレラ病
編の注に曰く
コレラ病流行の時は宜く人々阿片小量の甘汞に大黄を加
【左】
ふる者及び吐根を貯ふべし又所謂コレラドロッペル一に俄
羅生斯液と名くる方は先 ̄ツ一回下痢せる者に用ゐて甚だ適當
せり其方
纈草丁幾劑《割書:十六一戔|》吐根酒《割書:八戔|》舎電阿芙蓉液《割書:三分三輪|》
薄荷油《割書:五滴|》
右混和し一小時若くは二小時毎に二十滴より二十五滴に
至る