翻刻
【右丁】
○ 開平円法の事
【上段】
○一寸四方の平坪三千八百七十一を真丸にしてさし
わたし何程と問答曰さしわたし七尺と成也
術曰有を円積七九を以われば数増とき開平法
をもつて徐なり径七尺と知るなり右わたり七尺
両におき掛合後七九をかくれば寸坪三千八百七
【円の図】 十一有是本の坪とあふなり指わたし
さしわたし 七尺の円廻り何程と問答二丈二尺
七尺 一寸二分ありといふ法に三一六に径り
七尺をかくれば廻り知るゝなり
【下段】
○此円物廻り壱丈五尺あり是寸何程と問
答曰千七百八十坪なり術に廻り壱丈五尺
両に置かけ合二二五と成是を定法十二六
四をもつて割ば坪数知るゝなり又右の弐二
【円の図】 五に七九二四かけてもよしまた
廻り 廻りを三一六割時さし渡と成
一丈五尺 夫を両に置かけ合七九をかけ
答千七百 ても坪数しれとも是はあしく【ゝヵ】たゞ
八十坪 廻りを云て坪する時右の算よし
○ 開立円つみ事
【玉の図】○一寸四方六面の積三十五万九千四百廿五坪四分三厘一
毛を玉にして径何程と問答曰玉径九尺に成也術に曰
さし渡し 積数を四八を以て割後開立法をもつて徐之玉指渡し
玉九尺 知るゝ也玉坪積は廻りを四ツに割両に置掛合又一度掛
る時四方六面の積何程有と知る也又径を両に置かけ
ても同し積也右玉の積り是早き算也又本算の定法
有といへども口伝多くして深き違ひなしとかく径一尺の玉に
一寸六面の積五百にてはなし是を以心得べし本積定法は秘伝也
【左丁】
○ 済統術の事
○京升二斗四升入の箱を深さ八寸一分にして四方きりのごとくに底をとかし
【正四角錐の図】さす時口広さ何程の四方に成と問
同 同 答曰 口広弐尺四寸〇五毛四方と成也
深さ八寸一分 術に升法六四八二七に二斗四升をかけ三を掛扨深《割書:サ|》八寸一分を以て割
二尺 同
四寸〇六毛 後開平法に徐之時口広さ知るなり
○ 六角の法の事
○一寸四方の積六千四百九十五坪あり是を六角にして一方の面何程と
答曰五尺つゝに成といふ術曰積数定法二五九八をもつてわれば二千五百
【六角の図】 【六角の図】 坪と成これを開平を以て徐之時六角
五尺 の面しるゝ也右六角の坪数積る
尺 五 同 一尺 時は面五尺両に置掛合定法二五
五 尺 同 九八をかくれば六千四百九十五坪と
尺 五 八寸六分六リン 同上 なる也六角の法二五九八といふは面一
五 尺 同 尺の六角に一寸四方の積り二百
尺五 同 同 五十九坪八分あるゆへ也此おこり
図にあり六角の法二百五十九坪八分是定法なり
【下段】
【六角を開平した図】
八寸六分六リン
寸 一
五 尺
尺 一
一 尺
尺 一
一 尺
寸
五