翻刻
【右丁】
一種 はつゆきかづら
葉(は)はていか
かつらより
闊(ひろ)く水蝋(すいろう)
樹(しゆ)《割書:いほ|た》に似(に)て
深緑色(こきみとりいろ)嫩(わか)
葉(は)白色なる
ゆへはつゆき
かつらといふ
●■
●■ 花(はな)は前条(せんしやう)と同(おな)し実(み)
は一 蒂(てい)両角(れうかく)下垂(けすい)
す長(なか)さ一尺 許(はか)り
【左丁】
一種 つるくちなし
丁子かつら
藤蔓(とうまん)絡石(らくせき)の
如(こと)く葉(は)は山梔(くちな)
子(し)に似(に)て小く
●■
●■ 花(はな)も亦 山梔子(さんしし)に
似(に)て小なり白色
黄心(わうしん)実(み)亦(また)細(さい)
長(てう)の角(かく)あり
【版心の中央部】
つるくちなし
【■は左が尖った楕円形ような記号】
【十四行五字目「と」は別の字(にヵ)の上から書き直している】