翻刻
【右丁】
一種 《割書:八重(やゑ)ふじ》 一種 《割書:野田ふじ》 十二
一種 《割書:白花》 十三 一種 《割書:きふじ》
一種 《割書:しらふじ》 十四 一種 《割書:土用(とやう)ふじ》 十五
藤黄(とうわう) 《割書:しわう》 十六 同
牛嬭藤(きうたいとう) 《割書:きじよらん》 十七 一種 《割書:きほうらん》 十九
斑珠藤(はんしゆとう) 《割書: つるぐみ》 十九 一種 《割書:大葉(たいやう)つるくみ》 廿
【左丁】
本草図譜巻之丗二
東都 岩崎常正 著
蔓草類八
常春藤(しやうしゆんとう) いつまてくさ きづた《割書:山|城》 ふゆづた
山野に多(おほ)し蔓(つる)に鬚(ひけ)ありて樹皮(しゆひ)に粘(ねん)す葉(は)は牽午(あさかほ)に似(に)て小く厚(あつ)く深緑色(こきみとりいろ)光沢(つや)
あり又 五尖(いつとかり)にして糸瓜(しくは)《割書:へち|ま》の葉(は)の如(こと)きもあり又 円(まる)くして防己葉(はういのは)【己は已ヵ】の如(こと)きもあり変葉(へんやう)
ならす長すれは枝に円長葉(まるきなかきは)族生(そくせい)し小白花 毬(きう)をなして開(ひら)く実(み)は山豆(さんつ)の大さ熟(しゆく)
すれは黒色(くろいろ)八角金盤(はつかくきんはん)《割書:やつ|て》の実に似(に)たり毒(とく)あるべし
【版心の中央部】
常春藤