翻刻
【右丁】
一種 《割書:せきたかつら》 十 一種 《割書:はつゆきかつら》
一種 《割書:つるくちなし》十一 一種 《割書:ほうらいかつら》
木蓮(もくれん) 《割書:いたみ》 十二 一種 《割書:ひめひたい》 十三
一種 《割書:こづた》 地錦(ちきん) 《割書:つた》 十四
扶芳藤(ふはうとう) 《割書:まさきのかつら》十五 一種 《割書:こまさき》
一種 《割書:おほつ■まさき【注】》十六 一種 《割書:まさき》
一種 《割書:まるばまさき》 十七 一種 《割書:長葉まさき》
【左丁】
本草図譜巻之丗一
東都 岩崎常正 著
蔓草類七
蘿藦(らま) 一名 蛇頭草(しやとうさう)《割書:医法|指南》 かゞみ《割書:本草|和草》 ぢがいも
かゝいも こからひ《割書:羽州|米沢》 くさはんや《割書:江|戸》 とんぼのち《割書:出|羽》
救荒本草(きうくはうほんさう)に羊角苗(やうや[かヵ]くへう)と云 春月(はる)宿根(ふるね)より蔓(つる)を生(せう)す葉は女青(ちよせい)《割書:へくそ|かつら》に似(に)て厚(あつ)
く軟(やはらか)にして淡緑色(うすみとりいろ)の斑(ふ)あり深緑色(こきみとりいろ)円茎(まるきくき)対生(たいせい)茎 葉(は)を摘(つめ)は白汁出つ夏月(なつ)
蔓(つる)長(なか)さ一丈 余(よ)葉(は)の間に小房(せうほう)を生し五弁(いつへら)の小花を開く粉紫色(ふんししよく)又(また)白花
黄花等(わうくはとう)あり後(のち)角(かく)を結(むす)ふ糸花(しくは)《割書:へち|ま》に似(に)て小く二ッに裂(さけ)は中に白茹(はくしよ)ありて木(もく)
綿(めん)《割書:はん|や》の如し褥(しよく)《割書:しき|ふとん》に入る此茹(このしよ)血(ち)を止(とめ)嫩角(わかきさやを)胡麻油(こまのあふら)にて煮(に)て食(くろ)ふべし
蔓(つる)の皮(かは)中に釣あり釣糸(つりいと)に用て強(つよ)く根(ね)煮(に)て食ふ味(あしはひ)甘し
【版心の中央部】
蘿藦
【注 「おほつるまさき」 19コマで確認】