翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻31-33 - 翻刻

本草図譜. 巻31-33 - ページ 57

ページ: 57

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【右丁】 一種  尾州(ひしう)より来(きた)る物 【左丁】 麕舌(きんせつ)《割書:附|録》 ひるむしろ《割書:枕の|草紙》 ひるも《割書:江|戸》 ひりこ《割書:信|州》     ひりもの《割書:津|軽》 かわかつら《割書:羽州|米沢》 ときな《割書:蝦|夷》     眼子菜(かんしさい)《割書:救荒|本草》  天童草(てんとうさう)《割書:預薬|集》  夏月(なつ)水田中に多く生す竹葉(ちくやう)に似(に)て短(みしか)く光沢(つや)あり水面に浮(うか)ふ又 狭(せは)くして  二三分なる物あり皆(みな)茎(くき)細(ほそ)くして蔓(つる)の如(こと)く互生(こせい)し秋月(あき)穂(ほ)を生す水上に出  形(かたち)馬藻(はさう)《割書:やな|きも》に似(に)たり六月 嫩苗(わかめ)を採(と)り陰乾(かけほし)にし末(まつ)にして服(ふく)すれは食傷(しよくしやう)宿(しゆく)  酒(しゆ)を治(し)す事(こと)妙(めう)なり又 藍(あい)の苗(なへ)を加て尚良(なをよ)し功(こう)稍(やゝ)麕舌(きんせつ)に近(ちか)し 一種  流水中に生する物根 水底(みつそこ)にありて生す葉(は)甚(はなはた)細長 毛髪(け)の如(こと)く漸(やうや)く水面(すいめん)  に浮(うか)ふ葉(は)はひるもと同し 【版心の中央部】 麕舌