翻刻
【右頁上段】
みこし入道
いろ〳〵あら手を
いれかへ〳〵はたら
けども両人の
よはものびつ
くりともせぬ
ゆへせんかた
つきかし
らの大
にうどうが
かたへきたり
そふだん
する
さくばんは
さい【妻】をつか
わしましたが
あなたのおつ
むりほどのにん
げんがでました
そふでござります
せんせいの御くふうを
おかりもふさねはなりませぬ
【右頁下段】
おやきみの
わるいのふ
【左頁上段】
さて二三日はばけもの
どもそふだんあるゆへ
とき太郎つな次郎も
すこしほねやすめ
しているところへ時
太郎めしつかいのやつこ
はや介ちゝきんとき
よりのつかいにきたる
きうよふあつてのむかい
でこざりますとふたりを
せきたてゝつれてゆく
きうよふとは
こゝろゑぬ
はやく
立かへる
はやすけ
かごの
よう
いせ
い
【左頁下安】
此御じやうを
御らんなさつた
なら一ときも
はやくおし
たく
なされ
まし