翻刻
【右丁】
【見出し?】【表紙を切り抜き保存したものと思います】
天明七
《割書:新|版》色男(いろおとこ)其所(そこでも)此処(ここでも) 上
【左丁】
こゝにとしとく【歳徳】あきの方【明きの方】によろ
づや与四郞といふものありはかり
めをせゝる うばいもなくしやくせんも
なく女ぼうもなくまだひとりみの
わかいんきよじぶんではあつはれ
いろおとこの心なれど
うぬにほれるほど人か
ほれてはくれねばとり
しめたいろ事もなく
ぶら〳〵ものにてくらしける
とうざい〳〵
此所におき
まして作者万ぞうちよつ
と口上を申
上ます
をの〳〵様方御きげんよくあら
たまのはるを御むかへあそはされ
大悦しごくにぞんじ
上まするしたがいまして此
くさぞうしのしゆこうは
きよ【さよ?】はる芝のけんぶんのい
たされましたるもんもう
づゐの後へんのやうなものゝ
こうへんでもないやうなへんてこなそうしでござりますれば
あやのきれぬ所をばちやにあそばして万【?】が作はむだていゝ
たわいのない所が
日本だとあい
かはらず御ひやうばんねがい上奉りますその
ために口上さやうに思しめされませう
【イ】
みればみるほどおれは
いゝおとこだわへび
なんめうなる
かな〳〵