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翻刻
敷向江移り南側ニ相成南側は三丁目畳や差
助隣にて焼留る北側は祇園寺入にて留る西
之方は五丁目北側岩根屋善五郎焼残る南側
は桜井善太郎表土蔵にて留る家半は焼る夜
明方火鎮る
二 日 大曇る明方小雨直ニやむ終日持合
三 日 快晴 夜(二日夜)四半時古今稀なる大地震ゆる
《割書:江戸表当二日|夜四時大地震|之由四日ニ追々 》泉町紙屋徳十郎土蔵はちまき落同所
《割書:沙汰有之候処|娘おきく此節田 |中元吉町小倉次》いせや彦六土蔵屋根破レ其外瓦屋上
《割書:兵衛方江神田|祭見物なかく|のばせ置候ニ付 》は瓦を所々ゆり落し南町見付家根少
《割書:大ニ苦労致候|所其節鎌倉|へ参詣に参り》 々ゆり落大町中町之辺あんとくころ
《割書:候留主中之地|震にて小倉は|不残居宅潰レ》 け女中抔五歩行候事不相成下町辺上
《割書:候へ共怪我壱|人も無之無事|ニ帰宅致候事》 町ゟも余ほとつよきよしにて四丁目
《割書:供は 嘉七| 介蔵| およし》 辺瓦こけ落蔵は大いたみ候ミナト辺
《割書: 今月九日ニ帰|宅いたし申候事 》もつよきよし明方迄は少地震四十七
八度もゆり候よし三日も少々ツヽ日
の内いく度もゆり申候
四 日 大霜快晴寒気なり
昨夜江戸表より江戸大地震之由ニ而はや来
ル今日も御座候少々ツヽ地震