デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 越葵文庫

家譜 二十九 吉邦公 従正徳二年到正徳三年 - 翻刻

家譜 二十九 吉邦公 従正徳二年到正徳三年 - ページ 36

ページ: 36

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      るに在世の日短くして其志の遂さる事今に       及ていふへき所をしらす古より主幼く国       危き代々を見るに其世の人権を争ひ党を       たて其心相和らかすして相疑ふによらさ       るかな胡越の人も船を同しくして水を       渡るに其心を一ツにし其力を共にする時は風       波之難をも渡るへし况哉今の世の人当家創       業の後治平百年之間に相生れ相長と成事       誰か 之 東照宮の神恩によらさる者の       あるへき人々其神徳に報ひ奉り世の為人の       為を存せハ古之主幼く国危き代々の事共を       以て深き戒とすへし 若其志なからんに       おゐては当家ノ厄難といふのミにあらす       尤是天下人民の不孝たるへし 凡天下の       貴賤大小よろしく相心得へき事に思召者也         正徳二年十月九日 御黒印              〆