みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE6

[大黒のつち] - 翻刻

[大黒のつち] - ページ 1

ページ: 1

翻刻

夫乾坤(それあめつち)の開(ひら)けてより 地(ち)を動(うご)かす挙(あげ)て数(かぞ)へがたし と年代記で見たばかり 何(なん)にも知(し)らぬ夢助(ゆめすけ)も 今度はほんに目が さめて見廻す 四方(しはう)は火災(くわさい)の中(なか) 命(いのち)あやふく たすかりて 又かへり見る      ▲△  ▲△ 世(よ)の中(なか)は  大きな焼(やけ)より公(おほやけ)の  御手当(おてあて)あつき御国恩(ごこくおん)  うすき袋(ふく)を持丸長者(もちまるちやうじや)米(よね)の  俵(たわら)のかず〳〵は施行(せきやう)の高(たか)の  八千|余(よ)町 豊(ゆたか)に見ゆる  張出(はりだ)しも黄金(こかね)の花を  さかする《?:如く》実に  ありかたき御代や  見よ〳〵           〽モウ             うごかぬから              はなして             くだせへ             ヤレ             万ざい             らく〳〵             〽これは〳〵 〽ぢしんも     大そうまくぜ  よつぽと     こういうあんばい  いいものだ    ならことし  より中の      一ぱいでも  うるほひに     がまんが  なるくふ        できます  うかしら 〽もつと             〽これは  ふれ〳〵             ひろう          〽こちら     にも            へもたん    ほねが               と〳〵    おれ                       ます 大黒(だいこく)の  つち  動(うご)かして   市中(いちなか)に   宝(たから)の    山を積(つみ)ぞ   めでたき  紀の長丸