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【右頁】
由に而砂子坂村芝居之座株を綴受町役代り
として刑罪ものゝ取扱功者之代人を立置勤
させ何れも料理茶屋営業婦女子は芸総而
男子は芝居役者を業とし時々模様に寄最初は勝見
其後立矢町之下夫ゟ浜町上河原等所々え轉地定
小屋を建興行尤中芝居之株に而大当り之名人も
不絶有之婦女子は芸妓尚他人をも抱置来客
酒宴之取持市街藩中をも招に応し町芸者とは
一層勉励力を尽せしより世人村之志と称し皆々
呼て類をなせり又土地は山陰と称し市中村
【左頁】
落等之大尽昼夜となく通ひて散財せる繁
華之遊里なりき然るに三四週年以降世態之
形勢よりして前書之由緒を申立藩政之頃より
度々娼妓営業之願叶はさりしに客年石川
県管轄之頃許可ありて当月開店せり
前書誓願寺町と言し頃は由緒有しものありしが庶民
混同〳〵被仰出より夫々市中へ出思ひ〳〵の商業を営み当
時は右筋目之もの一人もなし