← 前のページ
ページ 1 / 1
次のページ →
翻刻
播州辺大地震同日にゆり初め赤穂御城下町家
三部通りハ崩れ又御家中も同大ニ大破ニおよび
大ニそんじ御城も大ニいたみ破損し又人家も同断町人
百姓家筆ニおよハず御家中様其怪我人有事其数を
不知尚亦此近べん損じ候処大いなる事ハ数しれず
又龍野御城下また此へんも大そんじ候所なり
右同断のことに御座候先あらましをしるす
諸国
じしん早引
田 山しろ 〇 大和
〇 河内 △〇の中に十 いづミ
〇の中にに十△ 摂州 〇 伊賀
△〇の中にに十 いせ △〇の中にに十 しま
△ 尾張 田 参河
田 越前 田 美濃
△ はりま 田 丹波
〇の中にに十△ 紀州 田 近江
田 丹後 田 淡路
田 阿波
田 此印 地震けがなし
〇 此印 中そんじ
〇の中に十 此印 つなみ
△此印 大地震
聞ニ有ましかくのことし
四日少シのゆりニ候所五日七ッ時限
又々大ゆりにて一時斗大ニふるひ
市中丁毎ニ一丁の内損じざる
所無之あるひㇵ五六十軒
あるひ【ㇵ脱カ】三十軒又ㇵ十軒二十
軒と大そんじ致ニ端々之小家
まて大ていのこらず打潰れ大
たをれ仕候然ル所湊川口大
津浪ニ而相掛り候舟ハ不残紀の
川へ小半道も上ニ逆登り仕候未人死の程一切相分り
不申候此辺浦々不残連浪にて海辺より小半
路はかり波逆上り浦辺の家ハ半分斗り崩レ
あるひハ運のよき家ハ諸道具をなかし候丈
にて相済候もあり又は山手へにげさり候
もあり或は譬おちすまひ一切ならず目も
あてられぬしだいにて誠ニなげかわしく
追々しらせも御座候得とも先いそきわざ
にて遠方しらせのため略絵図ニいたし
指出し候間諸々家々にて御もとめ御一覧
候程ひとへに奉希上候以上