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翻刻
【タイトル】
上州草津温泉全図
【図上部に本文】
万葉集東歌の内
等保斯等
布故□【□:万葉集十四―三四七八では奈】乃思
良祢爾阿抱
思太毛安波乃
敝思太毛奈爾
己曽与佐礼
この歌はこゝの白根山を
いへるなりこたひおなし
さまなるすかたによめる
しら根て□
いかゝ影
もの
はる〳〵て
あらはくしたり
あへらく
□□し 梅
梅木真秀 橋本直香
湯本の内湯滝
蓬莱の
意を祝して
蓬莱の
めに滝つほ
しを
あがり
ては
亀甲流の
湯衣をも
干す
当温泉の
昔を
思ふて
今も猶
鎌くら殿の
路を追ふて
ゆきの下
より
けふり
たつ
なり
万舟主人
鳴はする
水鶴や
温泉の
出ゆ
ならて
風雅